高血圧
高血圧
血圧が高くても通常、特徴のある症状は現れません。症状が現れないのにもかかわらず、身体の中では知らず知らずのうちに、高血圧の悪影響がじわりじわりと広がっていきます。血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっているということですから、それを治療せずにいると、血管が傷めつけられてその老化現象が早く進んでしまうのです。言うまでもなく、血管は全身に張り巡らされていて、血管のない部分というのはほとんどありません。ですから高血圧の影響は全身に及びます。血管がたくさんある所ほどその影響を受けやすく、具体的には、脳や腎臓、目の網膜などです。それに、血液を送り出す際に負担がかかる心臓も、高血圧の合併症が現れやすい臓器です。それぞれ、脳梗塞、腎不全、眼底出血、心不全などを引き起こします。
高血圧は140mmHg/90mmHg以上とされ、正常と高血圧の間は正常高値血圧(130mmHg/80mmHg未満)と高値血圧(140mmHg/90mmHg未満)と呼ばれます。高血圧は収縮期血圧が20、拡張期血圧が10上がる毎にⅠ度高血圧からⅢ度高血圧と分類され、Ⅲ度になればなるほど危険リスクが高まります。
高血圧は原因が特定できない場合があり、それを本態性高血圧と言います。特定できない理由は、いくつかの原因である要素が重なり合って高血圧という症状を引き起こすからです。例えば、喫煙・環境・生活習慣・体質・遺伝・ストレス・過労・肥満・アルコール・運動不足・加齢による血管の老化などが高血圧の原因要素として考えられます。しかし、原因を特定できる高血圧もあり、それを二次性高血圧と呼びます。主に血中の水分量を調整している腎臓の働きに関連するものや、血圧を上げるホルモンが異常に分泌される場合のものがあります。急な発症、高度の高血圧、若年発症、治療の反応が悪い場合などに二次性高血圧を疑います。二次性高血圧の原因として代表的な病気は以下になります。
高血圧を疑われた場合、あるいは健康診断などで上の表の緑領域で無かった場合、まずは堺市西区草部の『はたなかクリニック』を受診してください。
また、最近ではメディカルデバイスとしてCureApp HTという高血圧治療に特化したスマホアプリがあります。このアプリを使用することで生活習慣を改善し、血圧が低下することが期待できます。6ヶ月の集中プログラムですが、アプリの使用には医療機関からの処方が必要です。詳しくは『はたなかクリニック』までお問い合わせください。