慢性腎臓病の治療なら | 堺市⻄区のはたなかクリニック

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慢性腎臓病

慢性腎臓病の治療なら | 堺市⻄区のはたなかクリニック

慢性腎臓病とは?

慢性腎臓病とは、腎機能が低下した状態あるいは尿蛋白や腎臓の形の異常が3ヶ月以上持続している状態を指します。原因としては、糖尿病、高血圧、腎臓病などが挙げられます。

慢性腎臓病とは?イメージ

ここで、GFRとは糸球体ろ過量のことであり、簡単に言うと「腎機能」を表すものです。本来はかなりややこしい検査を行うことで算出されますが、血液検査の「クレアチニン」の値から推算し代用する(eGFR)ことが多く、正常値は100ml/分/1.73m2前後とされています。

慢性腎臓病が進行した状態を慢性腎不全ともいいますが、どれくらい低下したら慢性腎不全というかの明確な定義はありません。だいたいの目安として正常の30%程度まで腎機能が低下した状態を慢性腎不全ということが多いです。

慢性腎臓病とは?イメージ2

慢性腎臓病の症状

症状は進行の度合いによって異なり、初期段階では自覚症状がほとんどありません。慢性腎臓病が進行すると、以下のような症状が現れます。

  • 尿の量の変化
  • だるさや疲労感
  • 悪心、嘔吐
  • 腫れや浮腫
  • 皮膚のかゆみ
  • 食欲不振
  • 骨折しやすくなる

慢性腎臓病の診断方法

慢性腎臓病の診断は、主に血液検査、尿検査、画像診断、腎生検などの方法を用いて行われます。以下に、それぞれの診断方法について詳しく説明します。

  • 血液検査
    腎臓の働きを評価するために、血液中の尿素窒素(BUN)やクレアチニン値を測定します。これらの値が高い場合、腎臓の機能が低下している可能性があります。また、eGFR(推定糸球体濾過量)という値を計算し、腎臓の機能を評価します。eGFRが低いほど腎機能が低下していると判断されます。
  • 尿検査
    尿中にタンパクや赤血球がどの程度含まれているかを調べます。正常な腎臓では、これらの成分はほとんど濾過されず、尿に排出されません。しかし、腎臓の機能が低下している場合、尿中にこれらの成分が多く含まれることがあります。
  • 画像診断
    腎臓の形や大きさ、内部の構造を確認するために、超音波検査(エコー)、CTスキャン、MRIなどの画像診断が行われます。これにより、腎臓の病変や腎臓周辺の異常を詳細に調べることができます。
  • 腎生検
    腎臓組織の一部を採取し、顕微鏡で細胞レベルでの検査を行う方法です。腎生検は、腎臓の病気の原因や進行度を正確に把握するための重要な手段です。ただし、侵襲性があるため、必要性とリスクを慎重に検討した上で行われます。

CTスキャンやMRI、腎生検は当院では施行できないため、必要に応じて総合病院へご紹介いたします。

これらの診断方法を組み合わせることで、慢性腎臓病の原因や進行度を詳細に把握し、適切な治療計画を立てることができます。当クリニックでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせた診断と治療を行っております。また、定期的な健康診断や人間ドックを受けることで、腎臓の機能低下に気付くことができます。早期発見・早期治療が重要であることを心に留めておきましょう。
最後に、当クリニックでは慢性腎臓病患者さんのための専門外来を設けております。お気軽にご相談いただければ、専門医が丁寧に診察し、適切な治療方針をご提案いたします。ご予約は、当クリニックのホームページからオンライン予約が可能です。また、電話でも受け付けておりますので、お問い合わせください。慢性腎臓病に関する悩みや疑問がある方は、ぜひ当クリニックまでお気軽にお問い合わせください。専門医がしっかりとサポートいたします。皆様の健康をサポートするために、当クリニックは全力で取り組んでまいります。

はたなかクリニックでの慢性腎臓病治療

はたなかクリニックでは、患者さんの症状や状態に応じた慢性腎臓病の治療を行っています。治療方法は、進行度や原因によって異なりますが、主な治療方法は以下の通りです。

  • 生活習慣の改善と栄養指導
    適切な食事や運動習慣によって腎臓に負担をかけない生活習慣を維持することが重要です。塩分やたんぱく質の摂取制限、適度な運動、禁煙、アルコールの適量摂取などが含まれますが、患者さん一人一人必要な制限は異なります。栄養指導では、個々の患者さんの状況に応じた食事療法を提案し、患者さんの健康状態を向上させることを目指します。
  • 薬物療法
    腎臓の機能低下を抑制し、症状の進行を遅らせる薬物療法があります。ACE阻害薬やARBといった血圧降下剤や、最近では糖尿病に対する薬の一部が腎機能の低下を抑制することが報告されています。また、高血圧や糖尿病などの慢性腎不全の原因となる疾患の治療にも重点を置きます。薬物療法により、腎臓の機能低下が遅くなることが期待できます。
  • 腹膜透析管理
    はたなかクリニックでは、腎機能が失われてしまった患者さんへ腹膜透析の管理を行っています。腹膜透析は、患者さん自身が自宅で行うことができる透析法で、透析液を腹腔内に注入し、腹膜を利用して体内の老廃物や余分な水分を除去する治療法です。透析液の交換は通常、患者さん自身が自宅で行うため、自分の生活スタイルに合わせたスケジュールで透析が可能です。また、腹膜透析は血液透析に比べて血流への影響が少なく、徐々に体内の老廃物が取り除かれるため、体への負担が軽減されることが期待できます。
    腹膜透析を開始するには、腹膜透析に用いるカテーテルという細い管をお腹に挿入する手術が必要です。当クリニックではその手術が必要だと判断下した場合、適切な病院を紹介し、治療開始後は腹膜透析に関連する合併症にも対応する等、定期的なフォローアップを行い、患者さんの総合的な健康管理に努めてまいります。これにより、患者さんが自宅で安心して治療を続けられるようサポートしています。

はたなかクリニックでは、慢性腎不全患者さんのニーズに合わせた治療を提供し、患者さんの生活の質(QOL)の向上を目指しています。最善の治療法を選択し、患者さんと共に歩んでいくことをお約束いたします。

慢性腎臓病予防のポイント

慢性腎臓病の予防には、以下のポイントが重要です。

  • 適切な血圧管理高血圧は腎機能低下の原因となります。血圧を適切に管理することで、腎臓にかかる負担を軽減できます。
  • 糖尿病の予防・管理糖尿病は慢性腎不全の主要な原因です。血糖値を適切に管理し、糖尿病の予防・管理に努めましょう。
  • 適切な体重管理肥満は高血圧や糖尿病を引き起こすリスクが高まります。適切な体重管理が腎臓病の予防につながります。
  • 塩分の摂取制限過剰な塩分摂取は血圧上昇の原因となります。1日の塩分摂取量を6g以下に抑えることが推奨されます。
  • 禁煙喫煙は動脈硬化を進行させ、腎臓への血流を低下させるリスクがあります。禁煙は腎臓病の予防に有効です。

はたなかクリニックでのフォローアップ

当クリニックでは、慢性腎臓病の患者さんに対して定期的なフォローアップを行います。血液検査や尿検査を通じて腎機能の変化を把握し、治療方針の見直しや予防対策を提案します。

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