対応可能な代表疾患
対応可能な代表疾患
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態を指し、その症状は夜間に主に現れるため、自分で気づくことが難しい疾患です。これは、肥満や、小さなあごの影響でのどがせまい方が、睡眠時に喉の筋肉が過度にリラックスし、空気の流れが阻害されることによって引き起こされ、この状態が続くと特に、日中の眠気や目覚めの頭痛を除くと、ほとんどの人は自分の症状に気づきません。家族やパートナーが異変を感じた場合は、専門家の意見を求めることをおすすめします。一般的に、体重が多少増加している人や、小さなあごを持つ女性にこの症状が見られることが多いとされています。
脂質は、糖質・タンパク質と並んで身体に欠かせない三大栄養素の1つであり、糖質やタンパク質が1g当たり4kcalであるのに対して、脂質は倍以上の9kcalもあります。脂質は、皮下脂肪として内臓を衝撃から守る働き、ビタミンAなどの脂溶性ビタミンの吸収をサポートする働きがあります。脂質は体内でLDL-コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)と分類され、それらのバランスを正常に保つことが重要です。
血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。血圧は血液を体内に循環させ、体内環境を一定に保つために必要な物であり体温、ストレス、食事など様々な影響を受けます。正常血圧は、収縮期血圧(心臓が縮んで血液を送り出したときの血圧。最大血圧。通称”上の血圧”)が120mmHg未満、拡張期血圧(心臓が拡張したときの血圧。最小血圧。通称”下の血圧”)が80mmHg未満です。
痛風は「風が当たっただけで痛い」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎です。主に足の親指の付け根付近に生じます。初めて痛風を発症する患者さんの多くは30~50代の男性で、女性が痛風になることは比較的少ないです。痛風発作の激しい痛みは数日間続き、手当ての有無にかかわらず、やがて治まってくるのがふつうの経過です。このため患者さんの中には、発作の原因である「高尿酸血症」を治療せずにいる人が少なくありません。高尿酸血症そのものは、全く自覚症状がない病気だからです。高尿酸血症とは、からだの新陳代謝で発生する老廃物である「尿酸」が増え過ぎている状態です。
肥満症とメタボリックシンドロームは、どちらも肥満のために起こる病気なので、重なり合う部分が多いのですが、少し異なります。まずは両者の共通点である「肥満」について解説しましょう。肥満とは、からだに余分な脂肪がついている状態を指します。
風邪は、鼻やのどの急性炎症の総称です。ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こります。
糖尿病は、血糖値のコントロールがうまくいかなくなり、高血糖を引き起こす病気です。私たちの体は、糖をエネルギーに変えるためにインスリンというホルモンを必要とします。糖尿病では、体内でインスリンが十分に作られないか、インスリンの働きがうまくできなくなることが原因で、高血糖が生じます。
慢性腎臓病とは、腎機能が低下した状態あるいは尿蛋白や腎臓の形の異常が3ヶ月以上持続している状態を指します。原因としては、糖尿病、高血圧、腎臓病などが挙げられます。