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《おひさまtimes》慢性腎臓病について

慢性腎臓病について

慢性腎臓病とは、腎障害が3ヶ月以上持続する場合と定義されています。明らかな症状が現れることはほとんどなく、たんぱく尿や腎機能異常(eGFRの測定)により診断される生活習慣病の一種です。慢性腎臓病は、心筋梗塞などの重篤な疾患を併発する可能性が高く、また無症状のうちに腎機能が低下し、透析や腎移植を必要とする可能性もあるので、注意が必要です。

慢性腎臓病の診断方法

①、②のいずれか、又は、両方が3ヶ月以上持続する場合に腎障害と診断されます。

  1. 明らかな腎障害がある
    ✓たんぱく尿がある
    ✓たんぱく尿以外の病理、画像診断、検尿・血液検査などの異常
  2. 糸球体濾過量(GFR)が60ml/min/1.73㎡未満

重症度分類

タンパク尿区分 A1 A2 A3
尿タンパク/Cr比 0.15未満 0.15~0.49 0.50以上
GFR区分 G1 90以上
G2 60~89
G3a 45~59
G3b 30~44
G4 15~29
G5 15未満

※重症度は尿タンパクと腎機能にあわせて色分けしています。
病気の重症度は緑黄色オレンジ赤の順番に重症度が上がっていきます。

腎臓病と心血管病の関係性

腎機能別の心疾患発症率(100人・年あたり)

慢性腎臓病は腎機能の低下に伴って心疾患の発症率が高くなるのが特徴的です。

【簡易版】慢性腎臓病チェックシート

チェック項目 はい いいえ
65歳以上である
近親者に腎臓の悪い方がいる
糖尿病や高血圧である
何年も健康診断を受けていない
タバコを吸う
尿が泡立ち、なかなか消えない
いつも尿の色が濃いと思う
腎臓もしくは腎機能が「悪い」と言われたことがある
飲水量は少ない方だ
太っている方だ
3つ以上「はい」と答えた方は、慢性腎臓病の疑いがあるため症状が気になるようでしたら、医師にご相談ください。

教えて!はたなか先生!

腎臓がわるくなったら透析をしないといけないの?

腎臓が悪くなったら最終的には透析あるいは腎移植が必要となることがほとんどです。そうならないように、薬や生活習慣の改善で腎臓の機能の改善を目指します。

腎実は透析になるくらい腎臓が悪くなる一番の原因疾患は、糖尿病です。糖尿病は薬での治療や生活習慣の改善で治る見込みのある疾患です。当院では糖尿病を治すきっかけとして、痩せる薬~サノレックス~や、服薬、生活習慣改善による糖尿病治療を行っております。

また、透析になってしまった場合でも、腹膜透析の管理をしております。悪くなった腎臓であってもわずかに機能は残存しています。腹膜透析は血液透析と異なり、その残っている腎臓の機能を使いつつ、自宅で生活しながら行う透析治療です、透析治療で悩まれている方、ご家族が悩まれている等あれば、お気軽にご相談ください。