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内科救急講習会

このブログをご覧いただきありがとうございます。

はたなかクリニック院長の畑中雅喜です。

 

内科救急の講習会にインストラクターとして参加してきました。

内科救急というのは、内科疾患によって患者さんの状態が悪化し、救急車を呼ばないといけないような状態、もしくは命の危険にさらされている状態ということです。具体的には心筋梗塞や脳卒中、気管支喘息重積発作、アナフィラキシーなど多岐にわたります。

 

その内科救急に対してどのように診断、治療をスピーディーに行っていくかの講習会があるのですが、日本内科学会が主導して行っているもので、JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course)という講習会になります。

 

日本各地で行われていますが、今回は私の前職場の大阪南医療センターでの講習会に参加してきました。2年目や3年目の若手の先生に対する指導係としての参加でした。

座学もあるのですが、基本的には本物の医療器具を用いながら、マネキンやシミュレーターに対して救急疾患のシナリオをこなしていく、というものです。

 

朝から夕方までみっちりの講習で、けっこう体力を必要とします。

 

若手の先生が受講されたJMECCですが、ベテランの医者にとっても非常に勉強になる内容です。

 

医者だったら内科救急に対応できて当たり前と思ってしまいがちですが、実際にはしっかり勉強してシミュレーションしておかないと、いきなりそういう場面に遭遇した時に対応できずに患者さんの容態がさらに悪化するということもあり得ます。

 

もちろん、患者さんの状態が悪化しないようにすることが我々の使命ではありますが、それでも実際には日々救急搬送される患者さんが存在しますし、例えばクリニックに受診に来た患者さんが、急に容態が悪化する、ということだってあり得るわけで、その際にも適切に対処できるように日々勉強が必要ということです。

 

患者さんが安心して受診できるように日々努力しています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

2022/05/22 はたなかクリニック院長 畑中雅喜(JMECCインストラクター)